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ねっこ~町でもできる自給自足的暮らし

自給的に暮らす。作る食べる楽しむ。素材を愛して手作りする。麹&雑穀&野菜料理、畑、食べものの作り手などについて綴っています

プロフィール

yunta

Author:yunta
町でもできるスローな自給自足的暮らしを実践する人。かつて「くらしの木」という雑誌を発行し有機野菜の宅配をしていた会社にて、倉庫業務から商品開発まで、有機農業運動創成期の海を泳いだ世代。後に雑穀料理「つぶつぶカフェ」で料理人を数年。現在はレシピ作成・商品企画などの仕事の他、雑穀&野菜料理講座、甘酒&糀講座を開催中。
手作りしてみることが好きでいろいろなことをやっていますが、「何でも作ろうと思えば作れる」と体感したことの自信は、生きていく上でずいぶんと人を支えてくれる気がします。ブログタイトルのOrganicは狭義の有機認証のことではなく、広義の「有機的な、自然な」という意味です。
ちゃんと自分の手で自分の暮らしを作ること、そのために本当に必要なものを真っ当な対価でいただく。作ってくれた人に感謝する。そうした日々の積み重ねが、自立した人と人が共生できる社会、自由への道に少しはつながるんじゃないか。そう思っています。

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糀のことだけまとめています←■

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2012.03
08
Category : 
手作りのすすめ1_3086550

自分の本の中から1冊だけ選びなさいと言われたら、
たぶんこの本を取り出します。

「手作りのすすめ」自然食通信社編 1987年発行
手元にあるのは初版4刷のもの。
もうカバーもなくなって背表紙も焼けて、
台所で見ているせいかあちこちにシミも。

1981年に共同購入運動の情報交流誌として創刊された「自然食通信」。
その連載をまとめた本ですが、各地の手作りの食べもの作りの技を取材し、
宮代一義さんの版画で表現しています。
独特の紙面には、イマドキ流行りの美しい料理写真はありません。
よくよく見て想像力をはたらかせないと、作る段になって困ることもあります。
でもこの紙面こそが、じーっと読み込んで、何度でも読み返す魔力を持っているのです。

手作りのすすめ2_3086554

春の酒まんじゅうに始まり、味噌、糀の作り方、パン、夏の豆腐、梅干し、
秋冬の柿酢、醤油、水あめ、麩、キムチ、ハム・ベーコン…
今ではすっかり買うのがあたりまえになってしまった食べものが、
ほんのひと昔前までは、暮らしの中で作られていたものだということがわかります。

たとえばこの中のひとつでも自分で手づくりしてみると、
改めてそのおいしさを感じると同時に、
「この手間は大変だあ」と昔の方の手まめさに感心します。
「なかなかプロが作ったような味にはならないなあ」と
パンはパン屋さん、豆腐は豆腐屋さんのへの尊敬の念が増します。
工場生産された食べものとの味の違いを再確認したり、
実にさまざまな気づきがあります。

私はもともと手を動かして何かを作るのが好きなせいもありますが、
道具を使ってものを作ることは人間が人間であることの根源だと思うのです。

手作りこそ上等、と気負う必要はないのですが、
食べものを作る楽しさ、そして少しの大変さを感じることで、
毎日あたりまえに、買えば食べものが手に入ることが
いかにありがたいことかわかります。

昨年の大震災からもうすぐ1年。
いろいろなことがありました。
震災直後、店から商品が消えても私はあまり困らなかった。
それはこの本のおかげかもしれません。
なんだって作ろうと思えば作れる。
電気やお金に頼らなくたって生きていける、
そんな暮らしや人間の強さを教えてくれる、古くて新しい一冊です。









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2011.05
23
Category : 
20110523高取保育園1

いのちをつくる愛情ごはん

福岡在住のライター森千鶴子さんが1年をかけて製作した本です。

福岡市早良区にある高取保育園は開園当初の40年以上前から玄米和食の給食や、
季節折々の暮らしを子どもたちの手で実践する取り組みをされてきました。
はだしで外遊び。お米とぎや雑巾がけはもちろん、
味噌や梅干、たくあんまでみんなで作るのです。

20110523高取保育園2

この保育園の給食のレシピと、先生方からのメッセージ、
園の暮らしを生き生きととらえた写真もとても心に響きます。
四季の食材をいかしたレシピがたくさん、
そして4食目のごはんであるおやつのレシピも充実しています。
「じゃがもち」「焼おにぎり」「よもぎ蒸しパン」…みなおやつのメニューです。

こんな奇跡みたいな保育園があったんだ~と感動してしまって、
うまく言葉になりません。
こどもたちの表情の素敵なこと!

こどもにとって大事なことは…
旬の食材、大地の力をいただくこと、ごはんを中心にした「まごはやさしい」の食事。
年中行事を大切にすること、毎日をていねいに暮らすこと。
人に大切にされて、人を大切にすることを学ぶこと。

子どもの食について悩んでいるお母さん、
難しいことは考えなくてもこの1冊を読んでみてください。

大人にとっても、暮らしていく基本ってこういう楽しいことなんだと再確認させてくれる本です。




2010.09
18
Category : 
辰巳浜子料理歳時記

料理研究家として活躍されている辰巳芳子さんの母、辰巳浜子さん(故人)が四季折々の料理、食材について綴った本です。春の金柑、杏に始まり、夏の梅、胡瓜、手作りジュース、秋の栗、菊、むかご、蓮根、冬の鮭、蕪、おせち、そして最後にかくし味。という具合にそれぞれの章は文庫本で2~3ページほどですが、日本の四季の恵みの楽しみ、そしてその食材を一番いいかたちでいただくにはどんな手仕事と工夫が必要か、ということが時にユーモアたっぷりに語られています。

ご本人は料理研究家と呼ばれることをあまり好まなかったそうですが、文中に語られている料理も、決して難しく手の込んだものではなく普通の家庭でできる、ただし必要な愛情と手間をかけた料理ばかりです。巻末の解説に辰巳芳子さんの「母は本質の人です」という言葉が紹介されています。…私にはその魅力をお伝えしきれないので、ちょっと引用してみます。

「 日本料理らしさに心をひかれ、その味を求めるなら、事改まらず日々のお惣菜にも風情がほしいのが当然です。そのような方には、ゆずの木と山椒の木を1本ずつ、茗荷の根と青じその種をお蒔きなさい、とおすすめします。もちろんわが家においでになる方には、芽を出した時にいきあたれば、茗荷、青じそ、蓼等はいつも差し上げています。山椒もあちこちに芽を出すのでひっこ抜いてさしあげていますが、「山椒の苗は盗人して」との例えのとおり、大きいものはなかなか根つきが悪く、芽を出したばかりの小さいものが必ず移植に成功するのは不思議です。
 これらの香りを添えるのが日本の味なのに「ささいなことに気を配ったりしてはいられません。わかっているのですが忙しくて…」などという人にはつまなし、薬味なしの刺身や酢の物を食べさせることにしています。にぎりずしにもわさび抜き、どんな素晴らしい鯛でもまぐろでも、わさびなしで生の切身だけが器につんもり盛り上がっていたら、おそらく箸をつけないでしょう。煮物やお汁に吸い口がないのは、刺身につまがないのと同じです。ひとへぎのゆず、ひとひらの木の芽、さらし葱、針生姜、茗荷、青じそ、七色等、決してアクセサリーではないのです。下手に専門家の真似をしていじくりまわすより、こうした基本的なことをしっかり頭に入れて実行していただきたいものです。胡麻をかける、花かつおをかける、みな同じことです。
 ゆずや山椒は植木鉢で育てれば、アパート住まいでも立派に育ちます。茗荷や青じそも箱造りで充分です。芽じそなどは水盤で水栽培をしたほうがよろしいのです。外国のむずかしい観葉植物を育てるより、はるかに手数もかからず、収穫も楽しめて一挙両得、花より団子です。(料理歳時記 辰巳浜子著)」

ね、なんだかゆずの木を植えたくなりませんか。昨今はやりの「簡単スピードクッキング」もいいですが、ちょっとしたひと手間をかけるだけで、心が豊かになって背筋が伸びる、食卓を整えることが義務ではなく楽しみ、誇りになる、そんなヒントがぎっしり詰まった本です。

2010.06
15
Category : 

仕事柄、我が家にはずいぶんと料理関係の本、レシピ本があるが、「使い倒した」と言えるほど何度も取り出してフル活用した本、というと片手の数くらいにおさまってしまう。写真がきれいで発想がおもしろい、参考になりそう、という印象で買った本は、たいてい1~2品を作ってみて終わり…という話はレシピ本に関してはよく聞く話だ。

1995年発行(たぶんこの頃に買った)土井勝著「日本のおかず500選」は我が家の和食のバイブルである。タイトルの通り、日本の家庭料理というくくりで思い出せる料理ならまず間違いなく掲載されている。おせち料理から、四季の行事料理、山菜の下ごしらえからブリ大根、芋の煮転がし、豆腐とわかめの味噌汁まで。巻末には「大根」「こんにゃく」といった素材別の目次もついていて、

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