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ねっこ~町でもできる自給自足的暮らし

自給的に暮らす。作る食べる楽しむ。素材を愛して手作りする。麹&雑穀&野菜料理、畑、食べものの作り手などについて綴っています

プロフィール

yunta

Author:yunta
町でもできるスローな自給自足的暮らしを実践する人。かつて「くらしの木」という雑誌を発行し有機野菜の宅配をしていた会社にて、倉庫業務から商品開発まで、有機農業運動創成期の海を泳いだ世代。後に雑穀料理「つぶつぶカフェ」で料理人を数年。現在はレシピ作成・商品企画などの仕事の他、雑穀&野菜料理講座、甘酒&糀講座を開催中。
手作りしてみることが好きでいろいろなことをやっていますが、「何でも作ろうと思えば作れる」と体感したことの自信は、生きていく上でずいぶんと人を支えてくれる気がします。ブログタイトルのOrganicは狭義の有機認証のことではなく、広義の「有機的な、自然な」という意味です。
ちゃんと自分の手で自分の暮らしを作ること、そのために本当に必要なものを真っ当な対価でいただく。作ってくれた人に感謝する。そうした日々の積み重ねが、自立した人と人が共生できる社会、自由への道に少しはつながるんじゃないか。そう思っています。

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2010.12
04
Category : 耕す
20101204ひょうたん乾燥終了

9月20日に収穫、表皮を腐らせ、臭いを我慢しながら洗い、ベランダで干し始めたのが11月3日。約1ヶ月放置しました。干し始めた時はまだなんとなく臭さが抜けず、色も緑っぽかったのですが、今ではにおいもほぼなくなり、なんともいえないきれいな木肌色になりました。指ではじくとカンカンと高い音がして、振ると中に残った種がシャカシャカ鳴るので、まるで楽器のようです。

ここまでたどりついたのは半分割れた1個を入れて全部で7個。デザインして穴を開け、ランプシェードにしたいと思っていますが、さてどうなることやら。このまま水筒で使うのも楽しそう。

私の中でひょうたんランプといえば、栃木県益子の伝説的カフェ「JAMU LOUNGE(ジャムーラウンジ)」。その昔、料理関係の縁で訪ねたのですが、洞窟のようなエキゾチックな内装、インテリアがものすご~く素敵なカフェでした。そこにさまざまつるしてあったひょうたんランプが、細かな穴をあけたり、そこにビーズをはめたりしたデザインなのですが、この空間の中でそれは幻想的な灯りになっていました。ゆらゆらと揺れ動く光に包まれていると瞑想に入っていけそうな気持ちになったことを覚えています。オーナーの女性がこれまた素敵な料理を作る人でした。

今回ひょうたんランプを思い立ってから「JAMU LOUNGE」のことを調べてみたら、2年くらい前に閉店、オーナーさんたちはバリ島へ移られたようでした。残念、閉店になる前に一度行きたかったなぁ…。あのたくさんのひょうたんランプは一緒にバリ島へ行ったのかな。
2010.11
06
Category : 耕す
20101106ひょうたん干す

外皮を腐らすために水漬けにしたひょうたん。バケツのフタの隙間からそっとのぞくと、カビは生えてるわ臭いがただよってくるわで恐ろしくて3週間放置。しかしもう引き返せないので、一大決心。秋晴れの空のもと取り出して洗うことにしました。

本にも書いてあり、経験者は皆声をそろえて言うとおり「臭い」。マンション住まいゆえ仕方なく漬けていた液はトイレに流し、台所でせっせとひょうたん洗い。水に酵素も入れておいたせいか、外皮はほとんど解け落ちていてそれほどゴシゴシこする必要もなく洗うことはできたのですが、むしろ内側がまだ内容物が残っていて、何度も水を替えては出し、という繰り返しです。

どうにか7個を洗い上げるのに1時間。臭いをとるためにきれいな水につけること3日。1個は握ったら皮が薄かったらしく、洗っているときにメキっと指が入ってしまい破損。何かには使えると思うのでそのまま一緒に干しました。古い菜箸で植木鉢にさし、ベランダへ。まだなんとなく臭いが漂っているのですが、指ではじくとカンカンと高い音がしていい感じです。あとどのくらいでランプにできるのか…やっぱり「農閑期」の仕事になるのでしょうね。





2010.10
21
Category : 耕す
20101021モロヘイヤ農法1

写真はキャベツの苗ですが、その根のまわりに敷き詰められているのはモロヘイヤの茎です。
夏の間、毎週のように緑の葉を提供してくれたモロヘイヤの垣根、なごりを惜しみながら倒しました。倒すとなると、まあその茎の丈夫なこと…。「なんだかもったいないねえ」と夫と話しているうちに思いついたのが、稲わらのかわりにマルチに利用すること!

同じ日に植えた、キャベツやブロッコリーの苗のまわりに敷き詰めてみました。まだ残暑が厳しく、苗が乾燥でやられてしまう年もあるのですが、今年はこのマルチのおかげですべての苗がすくすく育っています。

春に種を蒔いたらその後は世話いらず。緑の野菜の少ない夏の間中、葉っぱを伸ばし続けてくれます。しかも秋になって刈り倒した後でもマルチとして活躍するモロヘイヤ。なんてすばらしい植物なんでしょう。少しでも土のある家に住んでいる方、本当にモロヘイヤの垣根はおすすめです!

20100920モロヘイヤ

これが倒す直前の「モロヘイヤの垣根」


2010.10
16
Category : 耕す
20101016落花生2

先週10月9日、落花生を収穫しました。種を蒔いてから135日前後で収穫、というのが基本らしいのですが我が家で種蒔きをしたのが5月13日なので2週間ほど遅れての収穫、ということになりましょうか。でも春先が低温で花の咲くのが遅かった記憶があるのでちょうどよいころなのかも…。

茎から地面にツルがのびてその先に落花生がついています。ボウボウに伸びた茎を土からひきぬくと、落花生がゴロゴロと現れてきました!

20101016落花生1

畑の1/4近くを占領していたわりには、少ないような気もしましたが、一つ一つの実は大きくて立派です。全部で1.5kgほどを収穫。

20101016落花生3

まずは、この時期だけの楽しみ、ゆで生落花にしました。洗った落花生を塩たっぷりの湯でゆでます。殻が固いので、40分くらいゆでてちょうどでした。甘くてジューシー、いくらでも食べられそうなおいしさです。

20101016落花生4

残りの落花生は4~5日天日干し。本来は茎ごと畑で干すのですが、借りている畑ではなかなか目も行き届かないので、実だけにしてから干しました。カラスよけのネットなど忘れずに。

実を振ってカラカラ音がするようになったら、オーブン150~160℃で20分ほど乾燥させます。いろいろ調べたのですが、殻煎りにするのは特別な道具がないと、素人ではなかなかむずかしいようです。いちばんいいのが電子レンジかオーブン、ということなのでオーブンで挑戦。

20101016落花生5

ちょっとしなっとしている実もありますが、煎り落花生がちゃんとできました!やっぱりプロの作った落花生には煎り加減では及ばないですが、味は甘くて香ばしくて満足!

20101016落花生6

先にゆでた落花生が余ったので、殻をむいて「味噌ピーナッツ」にしました。
<材料>
ゆで落花生の実 70g
麦味噌 30g
玄米水飴 30g
<作り方>
①ゆで落花生の殻を剥いて実をとりだす。
②味噌と水飴をあわせて弱火の鍋であたためる。落花生を入れてからめ、全体に火が通ったらできあがり。

これは絶品です!ごはんのおともに、ごはんがなくても箸がとまらなくなります。ゆで落花生でなくても、市販のピーナッツでもできると思います。また作ろうっと。

春に植えた落花生、半年かかりましたが秋にこれだけの楽しみを作ってくれました。来年もまた植えたいな♪









2010.10
02
Category : 耕す
20101002ひょうたん1

ものすごい画ヅラですね…
先週末に「ひょうたんごっこ」の液体を入れて中身を腐らせはじめたひょうたん。腐った分の水を継ぎ足しながら1週間。外にはカビが生え始め、恐ろしい姿になってきました。でも「ひょうたんごっこ」のおかげか、ほとんど臭いがありません。カビは最終的に外皮も腐らせてはがすのだから大丈夫、ということらしいのでそのまま放置。

中身がだいたい腐ったら次は種出しです。いったん液を出しながら一緒に種を取り出します。…といっても穴は小さいしなかなか出てきません。「どうしても出なかったら最後まで放っておいて音を楽しむのもよし」なんて書いてある本もあり、これも手抜きして途中であきらめました。

ひょうたんに入っていた液をそのままバケツに入れ、水を足してひょうたんを沈めます。

20101002ひょうたん2

水から出ないようにプラスチックの板をのせ、ペットボトルに水を入れて重石にしました。これで1~2週間して外皮が腐ったら、やっと茶色のひょうたんが現れるというわけです。ここで臭うと大変なので、もったいないと思いつつ「ひょうたんごっこ」をバケツの液体にも足しました。

引き返すに引き返せない段階にキタ!という感じです。収穫後にこんなにお世話した作物って今まであまりないかも…。畑の方も秋作が始まってやることがなくなったので、ちょうどいい農閑期のお仕事になりました。